2000年 APR
JIM KRUEGER : story and script
ALEX ROSS : story, cover and character design
JOHN PAUL LEON : pencils, ink assist
ウアトゥはリードに、ブラックボルトの敗北で全ては終わったと言うが、リードはブラックボルトの最後の叫びは助けを呼ぶためだったと明かす。そしてそれもトニー次第だと言う。ウォッチャーによりアイアンマンの来歴が語られる。リードは、アイアンマンが誕生する時、インセン教授という老人が時間稼ぎをしてくれた、そして今はトニー自身が老人だと言う。
そして地球に、何体もの巨神セレスシャルズが降臨した。その異質で強大な姿を見上げるヒーローたち。ここでセレスシャルズに滅ぼされては、スカルとの戦いに勝った事など全てが無意味になる。
トニー・スタークは巨大ロボの操縦席でリードに語りかける。リードが何らかの方法であの人物にコンタクトを取ったのだとしたら、それが到着するまでの時間セレスシャルズを食い止めねばならない。巨神と戦うスタークロボだが、セレスシャルズに比べるとあまりに小さい。スタークロボの手から、アイアンマンアーマーが弾丸のように発射され、セレスシャルズに撃ち込まれる。だがその攻撃も、巨大なバリアーに遮断されてしまう。
アスガルドの宮殿では、ロキがオーディンの前に謁見していた。これは全てうそっぱちなんだぞとロキは叫ぶ。彼はX-51から知らされた真実を明かす。自分たちは神ではない、人間の信仰に合わせて作られた人形でしかないんだと語るロキ。北欧の人々がソーを善で俺を悪だと信仰したから俺たちはそうなったのだと。だがオーディンやソーたちは彼の言葉を信じない。ロキはナイフを取り出し、自分の腹を刺す。
月面ではX-51やジョン・ジェイムソンがリードのところへ戻ってきた。ウアトゥはジョンに指示し、ジョンはアルティメット・ニュリフィアーを取り出す。驚くリード。
地球ではトニー・スタークの奮闘が続いていた。すでにスタークロボの右腕は吹き飛ばされ、トニーは特攻をかける。セレスシャルズの一体にもかすり傷一つ付けられないまま炎に包まれ落下していくスタークロボ。セレスシャルズの審判の指が下を向く。別れの言葉を交わすトニーとリード。大爆発が起こり、ロボが残骸と化し、コックピットから這い出たトニーの胸には金属片が刺さっており、倒れる。だが空を見たトニーは、自分が成功した事を知る。シルバーサーファーとシャラ・バルが飛翔していた。という事は…。
月面では、全てを消滅させる装置アルティメット・ニュリフィアーを持ったジョンがリードたちを脅していた。そこへ光が差し込み、ジョンはうめきながら装置を落とす。手を伸ばしてアルティメット・ニュリフィアーを掴むX-51。光を浴びたジョンは再びマンウルフに変身していた。そして、地球にはリードが呼んだ相手、ギャラクタスが降臨していた。
トニー・スタークの悲壮な最後の戦いが本当に凄い、感涙もの。アルティメット・ニュリフィアーの危機も防がれ、次回のエンディングに続いて行く。
インセンYINSEN教授のスペルがこの号ではVINSENとなっている。単なる誤植と思われる。
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